気休めなもの。役立ちのもの。

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気休めなもの。役立ちのもの。

サルとイヌの共同ブログ

30歳になったら、20年後の未来のことを考えよう

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先日、会社の人事部からの依頼で新卒の採用面接をする機会がありました。その時に学生からこんな質問がありました。 

御社ではどんな学生を求めていますか?

基本的に弊社の面接は質疑応答や採用基準などすべて面接官に委ねられており、会社として「どういう学生を採ってください」という会社としての見解がないため、あくまで個人的な考えだと断ったうえで以下のように答えました。

環境変化を楽しめる人と一緒に働きたいです

 

変化を楽しむ必要性

そう答えた意図としては、いくら現在の仕事内容や環境に惹かれて入社したとしても、
「20年後も現在の事業で継続してメシが食える」という保証はどこにもないからです。

 

実際に約10年前の新卒就活時に人気企業だった東芝やシャープなどのメーカーはご存知の通り買収されるような状況ですし、5年前の転職活動時にはエンジニアが新卒1,000万などの高待遇で知られたDeNAやグリーについても、不祥事やその後の業績不振により現在は苦境に立たされています。(なお、私が転職活動当時に最も中途採用に積極的に広告を出していたのはグルーポンやポンパレといった当時一世を風靡した共同購入型クーポン提供企業でした。これらグルーポン系サービスは淘汰されていっているようですね→200超が消滅“グルーポン系サービス”のその後:日経ビジネスDigital

 

我々アラサー世代は、この10年でiPhoneなどの登場で大きく生活習慣やビジネス環境の変化を経験しました。それを踏まえると、20年後に今と全く同じ事業、同じ仕事を継続できている可能性の方が少ないだろう、ということは肌感覚で感じているのではないでしょうか。 

マッキンゼーが予測する未来」

そこで、このGWは近い未来のことを考えるべく、この本を脳みそのサカナとして、
未来について考えてみました。 

 

以下少し長いですが、2つの事例を引用させていただきます。

長い間、世界中の小売産業では、世界最強にして大金を使ってくれるアメリカの消費者の動向に注目してきた。アメリカの消費動向こそが、世界中の消費者の購買意欲を測る代理変数となってきたからである。「サイバーマンデー」と呼ばれるアメリカの感謝祭の週末の翌日、メディアのトップニュースは、eコマースの狂乱状態を伝えるものであふれていた。2015年11月30日、アメリカ人はオンラインショッピングで29億8千万ドル(約3340億)を使ったのである。ところが、そのほんの3週間前の11月11日、中国の「独身者の日」という非公式の祭日に、2015年11月11日に中国最大のeコマースサイトであるアリババが、143億ドル(約1兆6000億円)を越える売上高を記録した。これは、世界のいかなるサイトと比較しても、歴代最高の売上高である。

 

世界中で都市人口は、過去30年間を平均すると、毎年6500万人(日本の全人口の半数を越える規模)のペースで増加している。2010年から2025年の15年間に、世界のGDPの成長の約半分が新興国の440都市により生み出されると予測される。こうした都市の95%は中小規模の都市であり、西欧企業の経営者はその名前すら聞いたこともなければ、地図でどこにあるのか指し示すこともできない都市である。


この本の秀逸なところは、書籍内に上記のような今後の世界の動きを知るのに役立つデータやレポートが満載であること、またそのデータがどれだけインパクトが大きいものであるかについて、わかりやすい事例が載っていることです。


未来の自分の姿を考えるとき、漠然と物事を考えていてもなかなかイメージが湧きません。しかし「人口予測」は最も確実な未来予測のひとつですので、日本や世界の国々の人口が今後どのように変化していくのかは頭に入れておいて損はないと思います。

 

日本の都心の人口は今後増える?

ちなみに日本の人口は2050年には9700万人と、今より約3000万人も人口が減りますが、都心 3区の人口は40年まで人口が増加傾向が続きます(むしろ4割増えます)。

 

www.nikkei.com

 

こういった統計データも考慮に入れたうえで、私は都心に中古マンション購入しました。 

この本を読んで目から鱗だったのは、今後の世界の経済の重心が中国やインドをはじめとしたアジアの新興国に移っていくことは周知に事実ではあるものの、今後は「国」単位ではなく「都市」単位で物事を考えるべきだということ。

たしかに日本でも東京とそれ以外の地方都市の差が大きいことを考えると、海外もより都市単位で考える必要性がありますね。

 

今日の「役立ち」

最近英語を勉強するモチベーションが下がり気味だったのですが、この本を読んで漠然と教科書の英語を覚えようとするのではなく、実際に海外赴任の可能性のある国のニュースサイトや現地の方のブログを読むなど、意義ある情報収集をすることを通して英語を「使う」ようにマインドを変えようと思いました。

 

ではでは。