気休めなもの。役立ちのもの。

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サルとイヌの共同ブログ

【走る】仕事帰りに人生で初めて練習無でフルマラソンを勝手に走ってみた話

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なぜだかすごく自分自身に腹が立って、仕事帰りに42.195キロ近く走った、というくだらない話。

 

 

走った理由

なんだか自分の不甲斐なさに腹が立っていたのでしょう。とにかくむしゃくしゃしていました。日曜日の夜に突然思い立ち、「そうだ、明日走ってみよう」と思ったわけです。

 

私は東林間駅近くに住んでおり、職場が四ツ谷駅近くだったので、グーグル先生に距離を測ってもらうと、大体38.5キロ。駅から会社までと駅までを換算すると、約41キロちょっとです。ちょうどフルマラソンと同じ距離ということで、なんだか燃えました。

 

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これと同時に、自分の身体を極限まで追い込めば、何か見えてくるのではないかと。走ってる最中は頭は空っぽでしょうし、きっと疲れてイライラなんぞ、どこかに飛んで行くのではないか、と。そしてなんか人間として強くなれる気がしました。もし大震災が起きたり、小田急ストしても、俺は帰れるぞ、みたいな。

 

そんな妄想を繰り広げ、翌日のためにスポーツウェアとランニングをリュックに詰めて、その日は早く寝たのでした。

 

走る当日&持ち物

走りきれなかったら恥ずかしいので、とりあえず勝手に一人挑戦。仕事を19時くらいに終えると、四ツ谷駅近くに住んでいる知り合いの家で着替えさせてもらいました。季節は秋だったので、スーツもクールビズでしたが、さすがに荷物を背負ってフルマラソンするわけには行かないので、荷物は後日取りに来ることとし、スーツと革靴は知り合い宅に置かせてもらうこととしました。

 

持ち物は、お金を持ちすぎていると途中でリタイアしてしまいそうな気がしたので、あくまで必要最低限のモノのみに絞りました。

  • 家の鍵
  • iPhone(音楽・グーグルマップ用)
  • 1000円(飲み物購入用)

財布も定期券も会社のデスクの中にしまってくる徹底ぶり。まさに背水の陣。

 

午後19時半。ついに四ツ谷駅周辺を出発。私の長い夜が始まりました。

 

最初はすこぶる快調

大学生までラグビーを嗜み、社会人になっても平均値よりは身体を動かしている自負があったので、正直「フルマラソンとか気合でなんとかなるだろう」と思っていました。ぶっちゃけ、楽勝だろうと。

  

走り初めはすこぶる快調。新宿の雑踏を疲れ果てたサラリーマン(いつもの自分)を横目に快調に飛ばして行きます。新宿を抜け、グーグル先生に導かれるまま、桜上水駅へ一直線。県道428号線を南に下り、多摩川にぶつかるまでひたすら走ります。

 

「俺、なんだかかっこいい」とこの辺は自分に酔ってました。「全然余裕じゃん」と。多摩川に出たあたりで大体時間は21時ちょっと過ぎ。とてもいいペースです。

 

「あと半分。これなら3時間で帰り着くのも夢じゃない」と。なんなら家に帰ってから、もう一度外にでて近くの居酒屋で一人で祝杯をあげよう、なんて夢想してました。

 

突如として襲ってくる筋肉痛

快調に飛ばし、多摩川を跨ぐ橋に差し掛かった頃、突如として腿に鈍痛が。これは、筋肉痛?

 

その時、以前フルマラソンを走り終えた友人が「走ってる途中に筋肉痛が来て、これがキツイんだわ」と言っていたのを思い出しました。これが噂に効く筋肉痛か。いや、もはやその痛みの名前はどうでもいい。とにかく、足取りが重くなります。坂道が苦しい。

 

確かこの橋は、「モテキ」で森山未來がチャリで爆走していた橋じゃなかったけ?と、とにかく別のことを考えながら、一歩でも進みます。

 

その後、橋を渡り終えると、耐えられなくなり、出発以来初めてのブレーキ。コンビニで水分補給を摂りました。コンビニで、ポカリを1リットルがぶ飲み。残金は、800円近くに。

 

その後、歩いたり、走ったりを繰り返しながら、小田急沿いを走り続けました。もはや、満員電車にのっているサラリーマンが羨ましい。大嫌いなはずの満員電車の偉大さを感じます。

 

新百合ヶ丘駅あたりまでなんとかたどり着いた時には、すでに23時近く。その間、何回か休憩し、水分補給をしたため、残金は400円程。新百合ヶ丘駅を起点に道は線路沿いから離れます。ここで、精神的にも電車には絶対に乗れない、というプレッシャーがのしかかります。すでに汗だくすぎて乗れるわけなかったんですけど。

 

そして、何より心が折れそうになったのは、仕事から帰宅し、家に帰った後に走っているランナーの皆様。私が亀みたいに遅いジョギングをしている中、颯爽と抜いていきます。しかもドヤ顔で。

 

「こちとらもう30キロ以上走っとるんじゃい!」といえるわけもなく、というかそんな体力も残っておらず、ひたすら走る、そして歩く、また走る。

 

小田急柿生』で意識朦朧

柿生駅あたりでまた線路が近くなります。自分が中学生の頃流行っていた19(ジューク)の『小田急柿生』を思い出します。歌詞にでてきた食堂、まだこの辺にあるのかなぁと。正直、このへんから意識が朦朧とし始めます。さらに水分補給。残りの現金は200円を切りました。

 

鶴川駅あたりで再度線路とバイバイ。もうこの先は一人旅です。線路とはもう家につく間際になるまで会えません。時刻は深夜12時。翌日になってしまいました。この先、相模大野駅まで、坂道多いんですよね。心が本当に折れそうになりました。まさに地獄坂。

 

会話もカロリーを消費する

この地獄坂を登っている最中に仲の良い友達から電話がかかってきました。iPhoneにイヤホンをぶっ刺してたので、そのまま会話します。

 

私「もしもし。ゼェゼェ」

友「遅くにごめん、てかめっちゃ息きれてない?大丈夫?」

私「うん。ゼェゼェ。坂道走ってる。死にそう」

友「え、なんで?」

私「むしゃくしゃしたから、職場から家まで走ってる。ゼェゼェ」

友「え、まじ?やばいじゃん。意味不明だけど頑張れ!」

私「うん。ありがとう。で、なんか用?ゼェゼェ」

友「いや、別に大したことじゃないからいいや。また電話する(ガチャ)」

 

もはや会話だけでもカロリーを消費しました。後日談ですが、最初にあまりに息が切れていたので、友人は、夜の営み中かと思ったらしいです。ただ、真っ暗な中、孤独に坂道を登っていたので、なんだか元気がでました。

 

ついに家に到着

その後、正直ほとんど記憶がありません。家につながる国道16号線に出た時は、涙がでそうになったのは覚えています。時刻は深夜1時を刻んでいました。最後にコンビニでポカリを飲んで、ほぼ現金ゼロに。ラストスパートでなんとか家にたどり着きます。結局タイムは6時間。情けなさ過ぎますね。

 

最後に階段登るのも必死でした。リアルに手をついて、這いつくばって階段を上がる。家についてすぐに裸になり、風呂が湧くまで廊下で大の字。もはや、身体はバキバキです。その反面、達成感からか頭は冴えている状況。風呂にマッハで入り、爆睡。

 

翌日の話

結局ベッドに入ったのは深夜2時半くらいだったので、5時間睡眠くらいで出社。身体中バキバキなのは変わらず。むしろ悪化してました。最寄りの駅に行くのさえ、辛すぎ。足の裏が地面に接地するだけで腿に激痛が走ります。結果すり足のようにして歩き、なんとか会社につくことができました。この後、1週間以上筋肉痛は続くこととなりました。

 

まとめ

こんな馬鹿なことを他にする人があんまりいると思えませんが、もしやることがあれば、以下の点、注意しましょう。

 

  • 月曜日にやるのは無謀です。せめて金曜日にやりましょう。
  • ご自宅の回りに坂道が多くないかチェックしておきましょう。最後の坂道は本当に辛いです。
  • バンテリンを買っておきましょう。筋肉痛になると薬局に立ち寄るのも辛くなります。
  • 股ズレにも注意(走っている最中は必死だったので気づきませんでしたが、股ズレなってました。結構長引いて痛い)。

なお、ストレス発散にはかなりなります。個人的には、身体痛すぎてしばらくむしゃくしゃしなくなったので良かったな、と。またいつか走ってみよっと。